
老後2,000万円問題、こどもの教育資金など…
将来のために投資を始めたいと思っているけど、何から手をつけたらよいか分からない。
そんな人には、インデックス投資をおすすめします。
少額から始められて、初心者でも成果を上げやすい投資方法です。
しかし、聞いたことあるけど、仕組みがよく分からないという人もいると思います。
今回は、初心者にも分かりやすく、インデックス投資のメリット・デメリットを解説していきます。
忙しい人は結論だけでも見てね。
この記事の結論
- インデックス投資とは、多くの企業に幅広く投資をし、時間をかけてコツコツ増やす投資手法です。爆発力がない分、安定した利益が見込まれるため、世界中の投資家に好まれる投資スタイルです。
- 手間がかからず、ほったらかしで運用できる
- 深い知識がなくても高いパフォーマンスを獲得
- 100円から始められる
- 爆発力がない
- 運用手数料がかかる
それでは、詳しく見ていきましょう!
1.投資のスタンダード
「株式投資といえば、トヨタ、Amazon、Appleといった個別企業の株を買うのが普通と思っていませんか?」
少なくとも、私はそうでした。^^;
しかし、日本株の売買単位は100株が基本です。
1株1000円なら、1社に投資するのに10万円です。
10社に投資するなら、100万円の資金が必要ですね。
世界中の企業に投資するなら、さらに莫大な資金が…
さらに、資産配分も意識しなければいけません。
国内外の株式や債券をどのくらいの割合で保有するのか決めておき、
株価の増減で割合が崩れたら、売買などで調整しなければいけません。
保有銘柄が少ないなら問題ないかもしれませんが、結構面倒ですよね。
インデックス投資であれば、100円から始めることが可能です。
細かい資産配分も自動でやってくれるので楽ちんです。
世界中の投資家がスタンダードとしているのは、インデックス投資です。
長期運用で安定した利益を生むため、多くの投資家に親しまれています。
「1年で資産を2倍にしたい!」
はできませんが、
「1年で100万円を105万円にしたい!」
は可能なレベルです。
投資には波があるので、絶対はありませんが、
10年〜20年といった長期保有ができれば、元本割れする可能性は限りなく低くなります。
毎日、パソコンやスマホで相場をチェックする必要もありません。
普段は仕事を頑張って、一定額を淡々と買い増しすれば、後は勝手にお金が働いてくれます。
2.インデックスとは
インデックスとは、市場の動きを表す指数のことです。
ざっくり説明になりますが、多くの企業の平均点だと思ってください。
(平均点の算出方法にも種類がありますが、本記事では割愛します)
- 日経平均株価
日本代表225社の株価平均 - TOPIX
東証一部上場企業の時価総額加重平均 - NYダウ
アメリカ代表30社の株価平均 - S&P500
アメリカ代表500社の時価総額加重平均 - MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス
全世界の時価総額上位85%をカバーするインデックス
ひとくくりにインデックスといっても種類が豊富です。
日経平均株価に連動した銘柄を購入した場合、日経平均株価が1%上昇したら、購入した銘柄も1%上昇します。
特定の企業を意識して見るのではなく、日経平均というインデックス(指数)の値動きを見ることで、資産の変動が分かるわけです。
3.インデックス投資のメリット
手間がかからず、ほったらかしで運用できる
個別企業の株を購入する場合、業績や株式市場をチェックする必要があります。
それが趣味なら問題ありませんが、忙しい人が分析の時間をつくるのは大変です。
その点、インデックス投資なら、購入後は基本ほったらかしです。
相場のチェックも月1回で十分です。
深い知識がなくても高いパフォーマンスを獲得
投資は勉強すればするほど成果が出るわけではありません。
投資初心者がプロに勝つことも普通にあります。
未来は誰にも分かりませんから当然です。
短期投資であれば、なおさらでしょう。
優良な銘柄を選択できていれば、後はプロがインデックスに連動するように運用してくれます。
選択の知識さえあれば、投資の勉強に時間を割く必要はありません。
もっと有益なことに時間を使いましょう。
100円から始められる
日本株を個別に購入する場合、数十万くらい必要ですが、
楽天証券などのネット証券なら100円から購入できます。
これなら投資初心者でも気軽に始められますよね。
4.インデックス投資のデメリット
爆発力がない
多くの企業に分散投資して、時間をかけながらコツコツ増やす手法なので、
「1年で資産を2倍にする」といったことはできません。
そもそも投資に爆発力を期待するのはリスクが大きいので、おすすめしません。
短期間で資産を増やしたいなら、起業・転職・副業の方が現実的です。
運用手数料がかかる
インデックスに連動するようにプロが運用してくれるので、運用コストとして手数料を支払う必要があります。
とはいえ、ネット証券から優良な商品を購入すれば、大した金額ではありません。
ちなみに、銀行や証券会社の窓口に足を運んで購入すると、バカ高い手数料を取られます。
絶対にネット証券から購入してください。
5,インデックス投資の始め方
①投資を始めるには、証券口座が必要です。
初心者にも分かりやすく、ポイントもたまりやすい楽天証券がおすすめです。
ネット証券なので、パソコンやスマホから口座開設できます。
税金面でお得になるNISA口座も一緒に開設してください。
②口座開設できたら、NISA口座でインデックスファンドを購入します。
6,おすすめの銘柄
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
全世界の大型株・中型株(約3,000銘柄)に投資
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動した銘柄です。
業界最低水準の運用コストを目指しており、現在の運用管理費用は0.1144%です。
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2020」にも選出され、2年連続1位を獲得しています。
楽天・全米株式インデックス・ファンド
米国株式全体の大型株・中型株・小型株(約3,600社)に投資
CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動した銘柄です。
現在の運用管理費用は0.162%です。
投資可能なアメリカ企業のほぼ100%を網羅しています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
米国株式の大型株(アメリカ主要産業を代表する500社)に投資
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCの株価指数であるS&P500に連動した銘柄です。
現在の運用管理費用は0.0968%です。
500社で米国株式の時価総額80%をカバーしています。
7.まとめ
本記事のまとめです!
- インデックス投資とは、多くの企業に幅広く投資をし、時間をかけてコツコツ増やす投資手法です。爆発力がない分、安定した利益が見込まれるため、世界中の投資家に好まれる投資スタイルです。
- 手間がかからず、ほったらかしで運用できる
- 深い知識がなくても高いパフォーマンスを獲得
- 100円から始められる
- 爆発力がない
- 運用手数料がかかる
個別株を売買していた頃は、一日中、相場が気になって、本業に集中できないときがありました。
その点、長期で運用するインデックス投資は、直近の値動きを気にしないので気楽ですよ。
この記事を読んで、少しでも投資に興味を持っていただけたら嬉しいですね。
以上、この記事があなたの人生の助けになればハッピーです!
読んでいただきありがとうございました。
それでは、また!
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