
大学に進学したいけど、学費を払えるか心配…
奨学金を利用しようと思っているけど、返していけるだろうか…
そんな経済的な不安から、進学を迷っている人!
高等教育の修学支援新制度(大学無償化)がスタートしたのを知っていますか?
もしかしたら、大学の学費が無料になったり、負担を軽くできるかもしれません。
それじゃ、詳しく解説するよ!
忙しい人は結論だけでも見てね!
この記事の結論
- 高等教育の修学支援新制度は、お金の不安がある学生に、進学費用を支援する制度だよ
- 条件をクリアすると、返さなくてよい奨学金がもらえたり、入学金・授業料が安くなるよ
私立大学は最大で、
入学金:26万円
授業料:70万円 × 4年間
奨学金:91万円 × 4年間
- 大学、短期大学、専門学校、高等専門学校への進学を予定していること。
すでに進学している学生、高校を卒業して2年以内の浪人生も対象だよ。 - 履修科目の評定平均が5段階評価で3.5以上であること。
これに該当しなくても、レポート、面談をして、
強く学びたい意欲をアピールすれば、認められる可能性があるよ。 - 住民税がかからない世帯、または、それに準ずる世帯であること。
例えば、4人世帯の目安は、年収380万円未満となっているよ
それでは、詳しくみていこう!
1.高等教育の修学支援制度(大学無償化)とは?
「進学して勉強したいけど、うちは学費が払えるか心配で…」
そんな、学びたい意欲がある学生を経済的な支援で応援しよう!
と2020年4月からスタートした制度だよ。
経済的な不安が無くなれば、行きたい大学に進学できたり、
アルバイトをしないで、学業に専念できる。
支援を受けるには、3つの条件をクリアする必要があるから、
まずは、自分が認定対象になれるか知ろう!
2.支援を受けるには、3つの条件があるよ
① 進学の意欲
大学、短期大学、専門学校、高等専門学校への進学を予定していること。
すでに進学している学生、高校を卒業して2年以内の浪人生も対象だよ。
② 学力の基準
履修科目の評定平均が5段階評価で3.5以上であること。
これに該当しなくても、レポート、面談をして、
強く学びたい意欲をアピールすれば、認められる可能性があるよ。
③ 収入・資産の基準
経済的に不安がある世帯を応援する制度だから、
住民税がかからない世帯、または、それに準ずる世帯が対象になるよ。
例えば、お父さん、お母さん、高校生、中学生の4人世帯の場合、
収入基準の目安は以下のようになっているよ。
世帯の年収 | 採用の区分 | 支援の割合 |
---|---|---|
270万円 | 区分1 | 満額 |
300万円 | 区分2 | 2/3 |
380万円 | 区分3 | 1/3 |
本当に自分が対象になるかは、
日本学生支援機構の進学資金シミュレーターでチェックできるから、
ご両親と一緒に試してみよう。
収入以外にも、保有している資産(貯金や株)も基準があるよ。
共働き世帯 | ひとり親世帯 |
---|---|
2,000万円未満 | 1,250万円未満 |
現金、株などの有価証券は資産に含まれるけど、
不動産(家・土地)や自動車は資産に含まれないよ。
3.専門学校へ進学する学生は注意しよう!
実は、支援対象から外れている学校もある。
ほとんどの大学が対象になっているけど、
専門学校は、他と比べて割合が低いから注意が必要だね。
<2021年4月9日現在>
学校 | 割合 |
---|---|
大学・短期大学 | 98.0% |
専門学校 | 73.3% |
高等専門学校 | 100.0% |
4.いくら支援されるか確認しよう!
区分1(満額支援)の支援額は以下の通り。
※区分2は以下の2/3、区分3は以下の1/3になる
【返さなくてよい奨学金(年額)】
<昼間、夜間>
国公立 | 私立 | |||
---|---|---|---|---|
自宅 | 自宅以外 | 自宅 | 自宅以外 | |
大学 | 350,400円 | 800,400円 | 459,600円 | 909,600円 |
短期大学 | ||||
専門学校 | ||||
高等専門学校 | 210,000円 | 410,400円 | 320,400円 | 519,600円 |
国公立よりも私立、
自宅通学よりも自宅以外の方が支援額が多くなっているよ。
県外への進学を考えている人には、より嬉しい制度なんだね。
【入学金・授業料の減免額(年額)】
<昼間>
国公立 | 私立 | |||
---|---|---|---|---|
入学金 | 授業料 | 入学金 | 授業料 | |
大学 | 282,000円 | 535,800円 | 260,000円 | 700,000円 |
短期大学 | 169,200円 | 390,400円 | 250,000円 | 620,000円 |
専門学校 | 70,000円 | 166,800円 | 160,000円 | 590,000円 |
高等専門学校 | 84,600円 | 234,600円 | 130,000円 | 700,000円 |
<夜間>
国公立 | 私立 | |||
---|---|---|---|---|
入学金 | 授業料 | 入学金 | 授業料 | |
大学 | 141,000円 | 267,900円 | 140,000円 | 360,000円 |
短期大学 | 84,600円 | 195,000円 | 170,000円 | 360,000円 |
専門学校 | 35,000円 | 83,400円 | 140,000円 | 390,000円 |
高等専門学校 | ※開講されていない |
5.申し込み方法
まずは、学校の先生に相談して、申し込み資料をもらおう。
日本学生支援機構のホームページにも案内資料があるから見てみてね。

- 01
- 申込み
- 5〜6月に高校を通じて申込み
- 02
- 決定通知
- 11月に決定通知の書類を受け取り(採用の可否、区分1〜3が決定)
- 03
- 最終手続き
- 翌年4月に進学先の学校で手続き
それじゃ、本記事のまとめだよ。
まとめ
- 高等教育の修学支援新制度は、お金の不安がある学生に、進学費用を支援する制度だよ
- 条件をクリアすると、返さなくてよい奨学金がもらえたり、入学金・授業料が安くなるよ
- 大学、短期大学、専門学校、高等専門学校への進学を予定していること。
すでに進学している学生、高校を卒業して2年以内の浪人生も対象だよ。 - 履修科目の評定平均が5段階評価で3.5以上であること。
これに該当しなくても、レポート、面談をして、
強く学びたい意欲をアピールすれば、認められる可能性があるよ。 - 住民税がかからない世帯、または、それに準ずる世帯であること。
例えば、4人世帯の目安は、年収380万円未満となっているよ
進学は、人生で最もお金を使うイベントの1つ
こういう公的支援を上手に使って、出費を抑えていこう!
支援を受けることについて、後ろめたく思う気持ちは全く必要ないよ。
進学して学んだことを、社会に出て貢献すれば、支援する側にも返ってくる。
それは、お互いのメリットにつながるからね!
以上、この記事があなたの人生の助けになればハッピーです!
読んでいただきありがとうございました。
それでは、また!
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